ホワイトキャップス4連勝で首位独走-日本人選手、直接対決ならず

マーティン・ナッシュ選手が鮮やかに逆転ゴールを決めた。

マーティン・ナッシュ選手が鮮やかに逆転ゴールを決めた。

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 Swangard Stadium(3883 Imperial Street, Burnaby)で6月7日、ユナイテッド・サッカー・リーグ(USL)のバンクーバー・ホワイトキャップスとポートランド・ティンバーズが対戦し、3対1でホワイトキャップスが勝利を収めた。

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 ティンバーズが試合開始後8分に1点を先制したが、ホワイトキャップスが54分、Sebrango選手のゴールで同点に追いついた後、66分にNash選手、終了間際の90分にValente選手がゴールを立て続けに決め、満員となった会場の約5,300人のファンをわかせた。

 ティンバーズのFW鈴木隆行選手がスタメンでフル出場を果たしたが、ホワイトキャップスのMF平野孝選手は、ベンチ入りはしたもののピッチに立つことはなく、日本人元Jリーガー同士の直接対決は実現しなかった。

 平野選手は、鈴木選手について「思っていた通りとても積極的で、最後まであきらめずにしつこくボールを追いかけていくという、彼らしいアグレッシブなスタイルのプレーを見せていた」と話す。自身の調子については「左足内側靱帯(じんたい)のけがは順調に回復してきており、先発でいける可能性もあったが、今回は残念ながらプレーするチャンスがなかった」と語り、「ここで無理をしてけがの具合が悪化してもいけないので、さらに調整を続けて今後の試合で力を発揮したい」と次の対戦チャンスへの意気込みを見せた。「チームがとてもいい形で勝つことができたので良かった」と喜ぶ姿も。

 試合中やハーフタイムの間、平野選手は「この15年間いつも決まったスタイルで続けている」というジョギングやストレッチなどを黙々とこなし、いつでもプレーができるようにウォームアップ。ハーフタイムには少年サッカーチームのメンバーにボールをパスしてみせたり、試合終了後にサインを求めて詰めかけた多くのファンに親切に対応するなどのファンサービスにも努めた。

 「前半と後半でまったく違う物語を見ているようだった」と話すホワイトキャップス・Thordarson監督。「遠征と練習の疲れが出るのではないかと心配だったが、後半で同点に持ち込めたところから試合の流れがこちらに一気に傾いて、選手たちの調子がどんどん上がったまま最後まで途切れず勝利につながった」と明るい表情を見せた。

 8月22日に再度、同スタジアムで両チームの対戦が予定されている。

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