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バンクーバーのアーティストが小学生とチューイングガム共同開発 収益は小学校へ

地元小学生たちと共同でチューイングガムを開発したバンクーバー在住のアーティスト、ヘレン・リード(左)さんとハンナ・ジックリング(右)さん

地元小学生たちと共同でチューイングガムを開発したバンクーバー在住のアーティスト、ヘレン・リード(左)さんとハンナ・ジックリング(右)さん

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 バンクーバー在住のアーティスト2人が地元の小学生たちと共同でチューイングガムを開発し、ハロウィーンに合わせて10月31日、Western Frontギャラリー(303 East 8th Ave. Vancouver)でメディアや関係者を集め披露した。バンクーバー市パブリックアート・プログラムの一環。

完成した「QA CHEW'S BUBBLE TROUBLE」ガム

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 「ビッグロック・キャンディー・マウンテン」と題するプロジェクトでガムを開発したのは、バンクーバーを拠点に活動するアーティストのヘレン・リードさんとハンナ・ジックリングさん。地元の「クイーン・アレクサンダー小学校」の6~7年生24人と約1年かけて完成させた。

 期間中生徒たちは、北米だけでなくヨーロッパやアジアなど他の国のガムも試食。食品研究者を招き、天然素材と合成素材の違いやキシリトールとソルビトールなどの甘味料についても学び、味だけでなく色や食感、形状などを協議し、何度も試作を重ねて完成させた。

 完成したガムは薄い紫色でフルーティーなフレーバー2種。学校名にちなんで「QA CHEW'S BUBBLE TROUBLE」と名付けられた。価格は2.99カナダドル。ハロウィーンの日に同校と近隣の商店で無料配布した後はWestern Frontギャラリーや地元の商店で販売し、収益は同校のアートプログラム基金に寄付される。

 ギャラリーでは開発過程に使用した子どもたちのノートや試食したガムなども展示する。開館時間は12時~17時。日曜・月曜休館。12月15日まで。

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