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バンクーバーの市バス、運転手をコロナから守るため後部乗降のみに 料金も無料化

バンクーバーの市バス(写真=TransLink)

バンクーバーの市バス(写真=TransLink)

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 バンクーバーの公共交通を運営する「TransLink」社は3月20日から、運転手をコロナウイルスから守るため、乗客の乗り降りを後部ドアからのみに制限する。

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 同社広報は「より適切な社会的距離をとることにより乗務員たちを守るための決定だ。車いすなどを使用している方には引き続き前部のドアを利用して頂く」と話す。

 バンクーバーエリアでの乗車料金は電子カード「コンパスカード」での支払いが普及しているが、後部ドア付近に電子カードの読み取り機の備えが無いバスも多く、現金徴収ボックスは運転手の横にある事情を踏まえ、当分の間は乗車料金も無料とする。

 同社では他にも、清掃と消毒の回数を増加、バス、シーバス(海上交通)で乗務員近辺の座席は使用不可にし、乗客同士には十分な間隔を開けるように呼び掛けるなどの対策も行う。

 バンクーバーを含むブリティッシュコロンビア州では19日現在271人の感染が認められており、18日には非常事態宣言が出された。住民には不要不急の外出は控え、手洗い消毒と合わせ、濃厚接触を避けるために互いに2メートルの社会的距離(ソーシャルディスタンス)を取ることが呼び掛けられている。

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