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バンクーバーの旧日本人街で毎夏恒例「パウエル祭」今年はオンラインとのハイブリッド開催

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 バンクーバーで7月31日・8月1日に、毎年恒例の夏祭り「パウエル祭(Powell Street Festival)」が開催される。今年はオンラインとライブのハイブリッド形式で行われる。今年で45回目。

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 戦前まで日本人街として栄えたパウエルストリート周辺で行われる同祭。当時の歴史を伝える日系人会館やバンクーバー朝日軍で知られるオッペンハイマ―公園などを会場として、屋台が並ぶ中武道や太鼓、神輿などの日本文化を紹介、日系カナダ人アーティストらが作品を披露する場を設ける夏の人気イベント。

 パンデミック下でオンライン開催となった昨年に引き続き、今年も多くの展示はオンラインとし密を避けながらの開催となる。

 オンラインでの実施となるのは、かつて多くの日系人家族が居住していたマーポール地区の当時を振り返る日系ナショナルミュージアムのポッドキャスト「マーポール物語」の紹介、日系・フランス系のインディジクィアアーティストによるオーディオ・ビジュアル作品「Broken Promise 」の展示、日系ライターズサークル「またあした」によるデジタルZINEの紹介、劇団「座だいこん」による朗読など、幅広い分野で活躍する日系アーティストたちによる作品の披露が予定されている。毎年人気の高い空手や合気道、居合道など武道のデモンストレーションもオンラインで実施する。

 会場での実施は、1907年に起きたアジア系排斥派による暴動について解説するウオーキングツアー「360 Riot Walk」、VRを用いて戦時中の日系人の暮らしを振り返る映像作品「The Book of Distance」の上映、生け花展示、来場者が参加するダンスでビデオ作品を制作する「パウエルマッシュアップ」、和太鼓の演奏など。飲食物は屋台販売はせずに、事前にオンラインで購入した物を現地で受け取る方式とする。

 会場スケジュール、オンライン開催イベントの視聴方法などはサイトに掲載する。

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