フランス文化センター「アリアンス・フランセーズ・バンクーバー」(6161 Cambie St. Vancouver)の新施設がバンクーバーのキャンビーストリート沿いに8月24日、完成した。
1904年に建てられた同センター。120周年の2024年完成を目標に老朽化が目立っていた旧施設を取り壊し、2400万カナダドル(約25億)を費やして2021年から新施設の建設を始めた。4階建てで、敷地面積は約3万スクエアフィート。バンクーバーのMcFarland Marceau社が施工を担当し、窓を多く取り西海岸を象徴した木を生かしたデザインに仕上げた。移民が多い土地柄、さまざまな国からの文化センターがあるブリティッシュ・コロンビア州で最大の文化施設となる。
施設内には1120スクエアフィートのアートギャラリー、165席の劇場、16教室、図書館、アーティストスタジオなどを備え、併設のカフェ・ビストロでは朝食とランチを提供し夜間はワインバーも営業する。
9月にはフランス語教室を開講するほか、フランス語の映画上映やクロワッサンを食べながら本について語るブッククラブなど、子どもから大人までを対象としたさまざまな催しを企画する。
開館時間は8時30分~19時30分(土曜は9時~16時30分)。日曜休館。