バンクーバーでスピードスケート・W杯開催-日本人選手も健闘

スピードスケート・ショートトラックのワールドカップ「Samsung ISU World Cup Short Track 」が開催された。撮影:Shugo Takemi

スピードスケート・ショートトラックのワールドカップ「Samsung ISU World Cup Short Track 」が開催された。撮影:Shugo Takemi

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 バンクーバーにある「Pacific Coliseum」(2901 East Hastings Street, Vancouver)で10月24日~26日、2010年バンクーバー冬季五輪のテスト大会を兼ねたスピードスケート・ショートトラックのワールドカップ「Samsung ISU World Cup Short Track 」が開催された。

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 カナダ国内の選手のほか、海外からはアメリカ、中国、韓国、ドイツ、ロシアなど約22カ国から約170人の有力選手が参加。世界記録保持者やトリノオリンピックのメダリストらも参加した。日本からは寺尾悟選手や藤本貴大選手、小沢美夏選手ら12選手が参加し、男子1,500メートルでは高御堂雄三選手が決勝に勝ち進み5位と健闘した。

 期間中、500メートル、1,000メートル、1500メートル、リレー別に予選、決勝が行われた。決勝で選手がスタート後、スピードを落とさずにコーナーから直線を回りきり、コースを取り合う駆け引きが行われると、会場は国旗を振りながら声援を送る観客らで盛り上がった。最終トラックの合図が鳴ると、スパートをかける選手の応援にも力が入り、順位が変わる度に会場内から大歓声が起こった。

 授賞式では、各国選手が壇上に上がり表彰される度に、観客らが拍手と歓声で選手らの活躍をたたえた。観客のひとりAntonさんは「ショートトラック競技は初めて見たが、接触や転倒など見ていてハラハラするし、次々入れ替わる順位に最後まで結果が分からないし見逃せない」と初観戦を楽しんだ様子。

 バンクーバーオリンピック委員会(VANOC)のTim Gaydaさんは「この会場では、2010年冬季オリンピック開催時に、ショートトラックとフィギュアスケートが行われる。アイスリンクや保護パッド、観客席などすべて一新し、選手やスタッフからのフィードバックも良い」とオリンピックに向けて準備が整った会場や設備について説明する。

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