リッチモンド市内各所で2月1日、冬のアートフェス「Richmond Winter Festival of the Arts」が始まった。3回目の開催となる今年は、メーン会場をこれまでの市役所周辺部から、昨年完成した2010年冬季五輪のスピードスケート会場となるRichmond Olympic Oval（6111 River Road, Richmond）に移し、イベント開催期間も43日間と大幅に延長する。

　同フェスは、カナダの冬の祭典として世界的に知られる「ケベック・ウィンター・カーニバル」のようなイベントを開催してリッチモンドの冬を盛り上げようと、2007年から始まったもの。バンクーバー冬季オリンピックが1年後に迫った今年は、五輪開催カウントダウンイベントとして規模を拡大して行うことになった。

　地元アーティストたちによるコンサートやアート展示、映画上映会、演劇、アートスタジオ公開などを企画し、子どもから大人まで幅広い年齢層の参加者が集まるよう工夫を凝らす。

　「Winterfest Weekend」（2月14日・15日）では計16時間にわたり、無料コンサートやパフォーマンスが繰り広げられるほか、カナダ全土から集まった氷の彫刻家たちによるIce Carving実演、冬季五輪でスピードスケート競技が行われるリンクでの無料スケート（14日12時～14時30分）などを行う。

　今回初の試みとなる「Children’s Arts Festival」（2月19日・20日）では、和太鼓やアフリカン・ドラム、演劇やダンス、即興コメディー、DJ体験など、小学生向けに40以上のプログラムを用意し、コミュニティーを構成するさまざまな文化や芸術に触れる機会を設ける。

　開催は3月15日まで。Winterfest Weekend開催時には、Worksafe BC（6951 Westminster Highway, Richmond）敷地内に臨時無料駐車場を設ける予定（Olympic Ovalには一般車両の駐車不可）。