野菜・豆類中心のヘルシーレバノン料理「Nuba」2号店、人気に

「伝統的なレバノン料理をぜひ試してみてください」と話す共同経営者の1人、Victor Bouzideさん。

「伝統的なレバノン料理をぜひ試してみてください」と話す共同経営者の1人、Victor Bouzideさん。

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 バンクーバーのヘイスティングストリート沿いに1月にオープンした、2店舗目となるレバノン料理レストラン「Nuba」(207 Hastings St, Vancouver TEL 604-688-1655)が人気を集めている。

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 店舗面積は3,900平方フィート。席数は、カウンター=12席、テーブル=58席。100年もの歴史あるビルを6カ月かけて改装した店内は、バンクーバーのインテリアデザイナーScott Cohenさんが手掛けた。壁一面に小さな鏡を貼り合わせ、モダンで広々とした雰囲気を演出している。

 料理の大半は、オリーブオイル、レモン、ゴマをベースにしたシンプルな味付けが特徴。べーガンにも対応するような野菜や豆類を中心にしたものが多く、旬のオーガニック食材もこだわり使用する。共同経営者の一人、Victor Bouzideさんは「キッチンで電子レンジも缶切りも使わないのは、お客さんにいつでも新鮮でおいしい料理を食べてもらうため」と話す。

 メニューはヒヨコ豆とそら豆を使ったコロッケ「falafel(ファラーフェル)」(5カナダドル)、ナスを焼きピューレ状にしたものにレバノン料理特有のゴマペースト「タヒーニ」を混ぜた「baba ghanooj(ババ ガンヌージュ)(5.75カナダドル)、パセリ、トマト、ネギ、小麦を細かく砕いたブルグールをレモンとミントのドレッシングであえた「taboulleh(タブーリ)」(5.5カナダドル)、2種類のメッゼと呼ばれる前菜のコースを二人で分けて食べる「La Feast」(24カナダドル)など。

 「自分のおばあさんが亡くなった時に、彼女の素晴らしい料理がこの世から消えてしまうのが辛かった」ことが、Bouzideさんがレストランを始めたきっかけ。バンクーバーのシーモアストリートに1店舗目を構えてから7年が経つ。「もっと多くの人にヘルシーなレバノン料理を知ってもらいたい」と2店舗目を出店した。シェフのCesarさんは「この店の隠し味はレバノン料理への愛情」と笑顔を見せる。

 4月下旬には店の奥にスペースも設け、個人のパーティやウエディングなどの貸し切りにも応じる。客単価は12~20カナダドル。「この店から帰る時に、皆を満腹で幸せな笑顔にすること」がBouzideさんのモットーだ。

 営業時間は、月曜~水曜=11時30分~23時、木曜~土曜=11時30分~24時、祝日=17時~24時。日曜定休。

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