バンクーバーのモデルコンテスト「ITM-NSR Model Look North America 2009」のファイナリスト20人が5月26日、中国のメディア関係者に付き添ってリッチモンドとバンクーバーを案内し、来年開催予定のバンクーバー冬季五輪のプロモート活動を行った。
一行は、9月に開通予定の新交通網「カナダライン」の「ランズダウン駅」を視察した後、スピードスケート会場となる「リッチモンド・オリンピック・オーバル」(6111 River Road, Richmond)を見学。Malcolm Brodie市長が同施設について概要を説明し、練習中のスピードスケート選手たちとの記念写真を撮るなど和やかな雰囲気の中、中国広西電視台などが五輪開催に向けての地元の準備状況などをレポートした。
午後からはバンクーバーのスタンレーパークなどを観光した後、BC Cancer Agencyの研究施設も訪問。5月28日にRiver Rock Show Theatre(8811 River Rd., Richmond)で行われた同コンテストのフィナーレでは、ガラディナーとショー観覧チケットの売り上げが同施設に寄付された。
同コンテストのスポンサーの一つ、地元ラジオ局AM1320のTeresa Wat社長は「中国では北京オリンピックが開かれたばかり。五輪開催で街がどう変わるかを経験している中国の人たちは、バンクーバーがどのように変わっていくのかということにとても興味を持っていると思う」と話す。