バンクーバー美術館(Vancouver Art Gallery、750 Hornby Street, Vancouver、TEL 604-662-4719)で5月10日から、「Vermeer, Rembrandt and the Golden Age of Dutch Art: Masterpieces from the Rijksmuseum(フェルメール、レンブラントとオランダ芸術の黄金時代:アムステルダム国立美術館巡回展)」が開かれている。
オランダ最大の美術館「アムステルダム国立美術館」は現在、館内で発がん性のある建築資材アスベストが使用されていたことが分かったため、大規模な改修工事中。所蔵作品を世界の美術館に貸し出しており、今回バンクーバーでは、コレクションの中からヨハネス・フェルメールの「恋文」、マインデルト・ホッベマの「水車」をはじめとするオランダ17世紀を代表する絵画や工芸作品計128点を展示する。
同館ディレクターのKathleen Bartelsさんは「オランダ芸術の最高傑作を所蔵する王立美術館のコレクションを北米で初めて、これだけ大きな規模で展示することができたのは大変名誉なこと。歴史に残る展示になることは間違いないので、バンクーバーだけでなく北米全土から多くの人たちに足を運んでもらいたい」と話す。
開館時間は10時~17時30分(火曜・木曜は21時まで)。入場料は、大人=20.50カナダドル、シニア(65歳以上)=16カナダドル、学生=15カナダドル、5~12歳=7カナダドル。9月13日まで。