バンクーバーの児童書専門店に絵本「ステラ」シリーズの作家が来店

バンクーバーで9月17日、絵本作家Marie-Louise Gayが来店、サイン会を開くなどのイベントに約80人が集まった。

バンクーバーで9月17日、絵本作家Marie-Louise Gayが来店、サイン会を開くなどのイベントに約80人が集まった。

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 バンクーバーのキツラノにある児童書専門店Kidsbooks (3083 West Broadway Vancouver, TEL 604-738-5335)に9月17日、絵本作家Marie-Louise Gay(メアリー・ルイーズ・ゲイ)さんが来店し、自著の紹介とサイン会を行った。

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 Gayさんは真っ赤な髪の女の子が主人公の「ステラ」シリーズで人気のモントリオール出身の絵本作家。著作の多くが日本語、中国語、フランス語など15カ国語に翻訳され世界中の子どもに人気がある。近年は絵本のみならず、「Travels With My Family 」シリーズなどの子ども向け小説も発表しており、ファンの年齢層を広げている。

 閉店後の書店には前売り入場券を購入した約50家族70人以上が集まりGayさんのユーモアあふれる本の紹介、新作の読み聞かせなどに聞き入った。次々と紹介される絵本に「その本持っている!」と声を上げる子どもたちの姿も。Gayさんが用意された紙にすらすらとステラの絵を描くと、見ていた子どもや大人は歓声を上げた。

 来場していた子どもからの「絵を描くのは小さいころから好きだったか」という質問には、「絵は小さいころは上手じゃないし、それほど好きではなかった。15歳くらいまで本ばかり読んでいた。でも急にストーリーやキャラクターが頭に浮か始め、本や教科書などの片隅に絵を描き始めた」と笑顔で答えた。制作活動については、「街を歩いたり、自然の中に行くとステラや他のキャラクターたちがここにいたら何と言うか頭に浮かぶ時がある。その時にストーリーも生まれる」とも。

 来場していた5歳の女の子は「ステラの弟サムが好き。サインしてもらった本は大切にする」と喜びの表情を見せていた。Gayさんは「いろいろな土地で読者である子どもたちに会うのはとても楽しい。先日も中国に行って来たばかりだが、次はぜひ日本にも行きたい」と話す。

 同店では定期的に作家を招いており、10月1日には映画化された「The Tale of Desperaux」の作家Kate Di Camilloさんが来店する。前売り入場券はサイトで販売中。

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