バンクーバー国際空港近くのホテルDelta Vancouver Airport Hotel(3500 Cessna Drive Richmond TEL 604-278-1241)で、ロビーで宿泊客を出迎えるコンシェルジュ犬のCessna(セスナ)が宿泊客や地元市民の間で人気者になっている。
セスナは7月末で1歳の誕生日を迎えるメスのチョコレート・ラブラドール犬。生後3カ月の時にホテルで飼い始めた。同ホテルのセールス、マーケティング・ディレクターのWendy Hargreavesさんは「当ホテルの立地は周りに自然も多く犬を連れて散歩に出るのにも適している。会議でホテル犬を持とうという意見が出てから決定まで時間はかからなかった。長時間のフライトで疲れて来る宿泊客もセスナが出迎えると、ほっとした笑顔になる」とセスナを迎えた経緯を話す。
セスナは通常月曜~木曜の7時30分から13時30分までホテルで勤務。出迎え、見送りが主な仕事だが、ベル・ボーイが荷物を運ぶお供をしたり、ロビーで宿泊客と遊んだり写真撮影に応じることも。希望客はセスナを散歩に連れ出すことも可能。「子どもの宿泊客が多い夏はセスナも楽しいようだ。赤いジャケットを着ると仕事だとわかるのか、コンシェルジュ・デスク脇の自分のベッドに座りに行く」(Hargreavesさん)。勤務終了後はホテル職員のDebbieさん宅へ帰宅する。
“Cessna the Hotel dog”名でフェイス・ブックとツイッターにアカウントを持っており、多くの宿泊客からセスナと撮った写真やコメントが寄せられている。ツイッターではノバ・スコシア州にいる他のホテル犬と互いにフォローも。Hargreavesさんは「セスナを通して宿泊客だけでなくホテル職員の間でもコミュニケーションや笑顔が増えた」と話す。