バンクーバー国際映画祭今年も開催-「13人の刺客」、「冷たい熱帯魚」など日本映画15作品上映

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 第29回「バンクーバー国際映画祭(Vancouver International Film Festival)」が9月30日~10月15日まで、今年も開催される。

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 同映画祭はカナダ西部最大の映画祭で、今年は80カ国から359作品が出品、15万人以上の観客動員が見込まれる。日本からは役所広司さん主演の時代劇「13人の刺客」、園子温(そのしおん)監督の「冷たい熱帯魚」など15作品を上映。アジア出身新人監督に贈られる恒例のDragons and Tigers Award for Young Cinema賞には今年の「ぴあフィルムフェスティバル」入選作品「世界グッドモーニング!!」(廣原暁監督)と「白昼のイカロス」(阿部綾織、高橋那月監督)がノミネートされている。

 今年の主要上映ジャンルの「The Best of Cannes」部門では、5時間30分の長編「カルロス」、ジュリエット・ビノシュさん主演の「Certified Copy」、「ある視点部門大賞」受賞の韓国映画「ハハハ(夏夏夏)」など、「Africa Today」部門ではアフリカを題材にしたドキュメンタリーなど7作品が、「Canadian Images」部門ではオープニング・ガラで上映される「Barney’s Version」(Richard J Lewis監督)をはじめ長編・短編合わせて87作品を上映する。

 環境問題関連の「Ecologies of Mind」部門では、デービッド・スズキさんのこれまでの生い立ちと活動を振り返る「Force of Nature: The David Suzuki Movie」と1992年のアース・サミットでのスピーチで知られるスズキさんの娘セバン・スズキさんが出演する「Severn, The Voice of Our Children」を含めた14作品を上映。

 日系カナダ人監督による戦時中の強制収容所が舞台の「Henry’s Glasses」(Brendan Uegama監督)、発明家の中松義郎さんのドキュメンタリー「Invention of Dr. Nakamatsu」(Kaspar Schroder監督)、書道がテーマのアニメーション「The Sapporo Project」(Marie-Josse Saint-Pierre監督)など、日本作品以外で日本がテーマの作品も。

 会場はEmpire Granville 7 Cinemas、Vancity Theatre、Pacific Cinematheque、Park Theatre。チケットはサイト、電話(TEL 604-685-8297)、Vancity Theatreの窓口で今月12日から発売開始。一般=12カナダドル(昼間の興行は10カナダドル)、シニア(65歳以上)=10カナダドル、そのほか、学生パック(5枚つづり)=50カナダドル、一般10枚つづり=110カナダドルなども販売。

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