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バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー賞に日本映画「世界グッドモーニング!!」

日本映画「世界グッドモーニング!!」が10月7日、バンクーバー国際映画祭のDragons & Tigers Awardを受賞した。廣原監督(中央)と出演俳優の泉光典さん(左)と、撮影の小荒井寛達(右)さん

日本映画「世界グッドモーニング!!」が10月7日、バンクーバー国際映画祭のDragons & Tigers Awardを受賞した。廣原監督(中央)と出演俳優の泉光典さん(左)と、撮影の小荒井寛達(右)さん

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 9月30日から開催中の「バンクーバー国際映画祭(Vancouver International Film Festival)」で10月7日、アジアの新人監督を対象とした「Dragons & Tigers Award Gala」が開かれ、日本映画「世界グッドモーニング!!」(廣原暁監督)がドラゴン&タイガー賞を受賞した。日本人の受賞は2004年以来。

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 廣原監督は受賞後のインタビューで「名前を呼ばれ前に出ていった時は何が起こったのか理解できなかった。キャストとスタッフ皆に感謝したい」とし、一番に朗報を知らせたい人は、との問いには「先に日本に帰国した製作担当の篠原さんにまず伝えたい」と笑顔を見せた。

 同賞審査員の1人Jung Ho Bong(ボン・ジュノ)監督は「とてもフレッシュで生き生きとした映画だった。主人公の少年のキャラクター設定、演技も素晴らしかったし、孤独やホームレス、母子家庭といった日本社会の問題の一端を内容に盛り込んだのも良かった。(ノミネート作品の中でも)際立っていた作品」と選考の理由を明かした。

 同賞はアジア出身の新人監督に贈られるもので、今年度は8作品がノミネート。日本からは受賞作のほかに「白昼のイカロス」(阿部綾織、高橋那月監督)もノミネートされていた。過去の受賞者の中には是枝裕和監督も。日本人監督の受賞は2004年の「ある朝スウプは」(高橋泉監督)以来。

 授賞式終了後は、1976年に中国河北省で起きた大地震で生き別れた親子を描く「Aftershock」(Feng Xiaogang監督)が上映された。

 「世界グッドモーニング!!」は10月9日13時から、Pacific Cinematheque(1131 Howe St. Vancouver )で再上映される。チケットはバンクーバー国際映画祭公式サイト、Empire Granville 7 Cinemas窓口(855 Granville St. Vancouver )、電話(TEL 604-685-8297)で販売する。一般=12カナダドル、シニア(65歳以上)=10カナダドル。

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