バンクーバー郊外のニュー・ウエストミンスター市内に12月11日正午、「Starlight Casino(スターライト・カジノ)」(350 Gifford Street, New Westminster)がオープンした。
Gateway Casino and Entertainment Inc.(210-4240 Manor Street, Burnaby)とBritish Columbia Lottery Corporation (BCLC=BC州宝くじ協会、74 West Seymour Street, Kamloops)が共同運営するもので、建設費は1億ドル(約110億円)を投じた。同市内では、現在は閉鎖された「Royal City Casino Riverboat」に代わるカジノとなる。
敷地面積は約9,300平方メートル。赤を基調とした空間の中に、850台のスロットマシーンや45台のゲーム・テーブル、ポーカー専用の部屋、プライベートのゲームルームを備え、レストランやカフェで食事もできるほか、ライブショーが楽しめる180席のラウンジも備える。1,300台収容の駐車場も併設。
最新設備の整ったポーカー・ルームやBC州初の最新型スロットマシーン「Wheel of Fortune(ウィール・オブ・フォーチュン)」などが、同施設の目玉となる。
スロットマシーンが並ぶフロアの1区画に「Responsible Play Information Centre」を設け、ゲームに関連する情報や、ギャンブルにのめり込まないためのアドバイスなどをスタッフが行う。
Gateway CasinoのDave Gadhia(デイヴ・ガーディア)社長兼最高経営責任者は「細かなところまで心配りがなされているのがこのカジノの素晴らしいところ。ゲームエリアに差し込む自然光やVIPルームの設備、レストランの選択の幅の広さなど、さまざまな工夫を施している」と話し、「カナダ西部でも最大規模の施設。誰にでも何かしら楽しんでもらえることが必ず見つかるはず」と自信を見せる。
オープニングイベントの参加客の一人は「とても広々としていてリラックスして楽しめる。ラスベガスの本場のカジノに来ているようだ」と、新カジノの誕生を歓迎した。
24時間年中無休。来年には、高級中華料理店「Kirin(麒麟)」(450席)とアルバータ州から始まった人気のスポーツバー「Schanks」(1,000席)が同敷地内にオープンする予定。