バンクーバーの飲食店238店で「Dine Out For Life」-エイズへの理解呼びかけ

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 バンクーバー地区のHIV/エイズ患者に対する理解を呼びかける目的で3月24日、バンクーバー、ウィスラーなどでレストランのイベント「Dine Out For Life」が行われる。

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 今年で17回目を迎える「Dine Out For Life」は、エイズで苦しむ患者を支援するため、バンクーバーで活動するNPO「Friends For Lifeと A Loving Spoonful」が共同で開催するチャリティーイベント。1991年の創立以来、バンクーバーを含む北アメリカの55市で行われている。今年のバンクーバーの同イベントには、過去最高の238店のレストランが参加協力する。当日、参加するレストランで食事をすると、その内の25%がFriends For Lifeと A Loving Spoonfulに寄付される。2人で80カナダドル分の食事をすると、6人のエイズ患者に食事を提供できるという。

 A Loving Spoonfulの事務局長Lisa Martellaさんは「特に病状が深刻なエイズ患者にとって移動したり料理を作ったりすることが困難になるため、一人ひとりの家に食事を配達し患者をサポートできればと」と話す。「3月24日に外食をすると(多くのエイズ患者に)食事を提供していることにもなるので参加レストランに足を運んでほしい」とも。

 現在、BC(ブリティッシュ・コロンビア)州のエイズ患者は1万8,000人で、特にイースト・バンクーバーは北アメリカの中でもエイズ感染率が一番高く、病に苦しむ患者は主に女性が多いという厳しい現状が続いている。

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