カナックス、スタンレーカップを逃す-ダウンタウンでは暴動発生

試合後、暴動が発生し店のガラスが割られるなどの被害がでた

試合後、暴動が発生し店のガラスが割られるなどの被害がでた

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 バンクーバーのRogers Arena (800 Griffiths Way, Vancouver )で6月15日、NHLスタンレーカップの最終戦が行われた。初優勝を賭けて戦ったバンクーバー・カナックスは0-4でボストン・ブルーインズに敗れ惜しくも優勝を逃し、試合後、ダウンタウンでは暴動が発生した。

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 1994年以来の決勝進出とあり、街中がチームカラーの青と緑で染まるほどの盛り上がりを見せていたバンクーバー。最終戦試合当日はダウンタウンに設けられたファンゾーンに昼前からチームカラーのシャツやジャージーを着用したファンが集まり始め、17時のゲーム開始時には約10万人の人出となった。

 ダウンタウン内のレストランでは11時ごろからジャージー姿の客が目立ち始め、15時前後には試合開始前に食事を済ませようとするファンが行列を作る姿も見られた。スカイトレインは早めに帰途に着く通勤客であふれ、市郊外へ向かう道路は15時ごろからの渋滞が目立った。

 多くのファンが初優勝を期待し一喜一憂してきた今回のスタンレーカップファイナル戦。最終戦まではカナックスが敗れても静かに帰途に就くファンが多く、各国のメディアからも観戦マナーの良さがたたえられていた。しかし最終戦後はフーリガンが店頭のガラスを割ったり、パトカーや路上の車に火を付けたりする暴挙に走り、警察が催涙ガスを使い静める騒動に発展。ダウンタウン内を走る路線バスが運行中止にもなり、ダウンタウンへ入る交通を遮断する措置をとるなど残念な結果となった。

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