バンクーバーダウンタウンに本格ラーメン店「弁慶ラーメン」

店内は、和紙を使った間接照明を設置したり赤いのれんを下げるなど日本風。

店内は、和紙を使った間接照明を設置したり赤いのれんを下げるなど日本風。

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 製麺業、ラーメン食材の卸売業などを手がける宝産業(本社=京都市伏見区)の子会社「Benke Ramen Corporation」(3B 1540 Haro St, Vancouver. TEL604-609-7791)は1月21日、バンクーバーダウンタウンの飲食店が多く集まるエリアに、ラーメン店「弁慶ラーメン」(1741 Robson St, Vancouver TEL 604-688-6980)をオープンする。

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出店場所は、日本食レストランをはじめ多くの飲食店が軒を連ねるデンマンストリート近くで、ダウンタウンでもにぎやかな通りのひとつであるロブソンストリート沿い。内装は、数多くのインテリアデザインやコンサルティング業務を行う、飲食店専門のコンサルティング・プロデュース会社「空間計画」が手がけた。土壁をイメージした壁に和紙を使った間接照明で温かい雰囲気を演出する。席の仕切りに竹を使ったり、天井から赤いのれんを下げるなどインテリアも日本風でまとめた。店舗面積は約1,700平方フィート、席数はカウンター4席を含む42席。

 ラーメンは、しょうゆ味、塩味、みそ味の3種類。いずれも6.60カナダドル。チキンコンソメスープに、隠し味の「牛のある部分」を加え、トマトやセロリなど7種類の野菜を一緒に煮込んだベースを使ったしょうゆラーメンは、トッピングにゆずの皮を乗せた。塩ラーメンは、豚骨を5時間以上煮込み野菜などを加えたベースに岩塩と魚介類を使った白だしで、シンプルな味付け。しょうゆと塩の両ベースをミックスし、日本から直接仕入れた信州味噌を使ったみそラーメンは、麹の味を生かすように白みそと赤みそのブレンドにこだわったという。日本から持ち込んだ、各ラーメンに合う形のさまざまな模様のどんぶりで提供する。想定客単価は8カナダドル。

 「手間暇のかかっている味。オーガニック野菜を使うなど素材にもこだわった。ごまかしのきかない、日本の味をそのまま再現したかった」と、オーナーの井上光昌さん。「今後は、2010年のバンクーバー冬季オリンピックまでに4店舗まで拡大し、いずれはフランスのパリやアメリカのニューヨーク、ロサンゼルスなどにも出店したい」と抱負を語る。

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