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バンクーバーで環境問題と社会問題テーマの映画祭「Projecting Change Film Festival」開催

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 環境問題と社会問題を映画を通して人々に訴え、考えることによって行動につなげる目的で2007年から開催する同映画祭。毎回世界各国から約20作品を上映している。多数の制作者をゲストスピーカーとして招き、観賞後の質疑応答時間を設けるなどの試みで支持者を増やしてきた。過去のスピーカーには環境活動家のデービッド・スズキさんやポール・ワトソンさんなども。

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 映画祭創立者のBrady Dahmerさんは映画祭開催にあたり、「この映画祭はポジティブな変化のためにある。知識欲旺盛な状態で来てもらえれば、帰り道はインスピレーションで一杯の頭で帰ってもらうことを約束する」とあいさつで延べた。

 今年のオープニング・フィルムは「World Peace & Other 4th Grade Achievement」(Chris Farina監督作品)。バージニア州の小学4年生の教室で実際に行われている「World Peace」というゲーム形式の教育法を紹介するドキュメンタリー。

 架空の4つの国に分けられた児童たちが、それぞれ首相や軍人、銀行家などの役割を受け持ち、国家間に起こる領土紛争や石油問題、環境破壊、金融問題などを解決し、世界平和をもたらすのがゴールというゲーム。知恵を出し合い、話し合い、言い争い、時には戦争の道も通りながら生徒たちが自ら解決法を見つけ、世界平和の道を探っていく様子を映し出した。

 上映予定作品は、オーガニック商品とオーガニックビジネスの関係に焦点を当てる「In Organic We Trust」、石油から原子力、太陽電池までエネルギー問題を探る「Switch」など。

 入場料は、大人=12カナダドル、学生(13歳~17歳)・シニア・12歳以下=10カナダドル。チケットはサイトまたは会場で販売。上映作品の詳細とスケジュールはサイトで確認できる。今月22日まで。

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