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ビクトリアの海洋博物館、津波漂着物公開フェイスブックページを開設

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 ビクトリアにある海洋博物館「The Maritime Museum of BC 」(28 Bastion Square Victoria TEL 250-385-4222)が、東日本大震災による津波で、日本からカナダ西海岸へ流されて来た漂着物の写真を公開するフェイスブックページ「Tsunami Debris Project」を開設し、発見者に写真の投稿を呼び掛けている。

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 カナダ西海岸には2013年から2014年にかけて最も多くの漂流物が漂着すると予測されているが、既に海岸沿いでは数点の漂流物が目撃、回収されている。同館職員のLinda Funkさんは「今後何がどれだけの量流れ着くのかはまだわからないが、海洋博物館として今回の漂着物に関しては記録し、一般公開する必要を感じた」とサイト開設のきっかけを話す。

 開設から約3週間を経た現在、サイトには漁業用品や灯油ポリタンクなどの写真が投稿されている。個人名を記した物や大型漂着物はまだ確認されていないが、既に1400以上の「Like(いいね)」が押されており、コメントは日本やアメリカなどの国外からも寄せられている。

 Funkさんは「持ち主を特定できそうな物がある場合、または持ち主が連絡をして来た場合などは日本領事館に連絡して日本に送り返すよう協力もしていきたい」と話す。博物館ではフェイスブック利用者以外の人も活用できるようにウェブサイトも制作中で、5月下旬の完成を予定する。

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