「こんちくしょう、今に見とれ!」-バンクーバーでヨシダソース創業者・吉田潤喜さん講演

バンクーバーでヨシダソースの創業者である吉田グループ会長、吉田潤喜さんによる講演会が行われた

バンクーバーでヨシダソースの創業者である吉田グループ会長、吉田潤喜さんによる講演会が行われた

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 バンクーバー、ダウンタウンのホテルジョージア(801 West Georgia St.)で5月29日、アメリカの実業家、ヨシダソースの創業者である吉田グループ会長、吉田潤喜さんによる講演会が行われた。同イベントはバンクーバーの日系ビジネス協会「企友会」が、発足25周年記念イベントの一環で主催した。

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 吉田さんは19歳で単身渡米。「無一文から億万長者となりアメリカンドリームを体現したヨシダソース創業者」として知られ、現在では年商2億ドル、18の企業を抱えるヨシダグループの会長兼CEO。米国の中小企業局、Small Business Administration(SBA)が選ぶ全米24社の中に、FedExやインテル、AOL、ヒューレットパッカードなどと並んで「殿堂入り」を果たし、2005年にはNewsweek誌(日本版)「世界で最も尊敬される日本人100」にも選ばれている。

 アメリカ、日本各地での講演会に引っ張りだこの吉田さんだが、カナダでの公演は初めて。講演会で販売する著書やグルメのたれ「ヨシダソース」の収益の一部は自身の子どもが生まれて間もなく病気になり、治療費が払えなかったときに助けられたチルドレンズホスピタルへの感謝の念から、講演会を行う各地の小児病院など子どものための施設や地域社会に貢献する事業に贈っている。今回もBCチルドレンズホスピタルに寄付される。

「長女の命を助けてもらった病院や地域に、いつか恩返しがしたい」という強い思いが、「お金をもうける」ことの原動力となった。

 当初は150人の定員としていたが、予定を上回る問い合わせがあり、定員を200人に増員、当日までキャンセル待ちが出るほどの反響となった。京都出身である吉田さんは講演会で、関西弁と流ちょうな英語、冗談も交えながら自身の人生経験を順追って説明する中で次々と持論を展開、聴衆を魅了した。

 現在に至るまで挫折から成功を繰り返した人生。「4回も破産しかけた男の話を聞いてもらいたい。(その話から)そこで見つけた秘訣(ひけつ)、パワーを受け取ってや」とパワーの源となった「悔しさから生まれるエネルギー」「持ち続けるパッション」について「吉田の格言」を随所に織り込みながら熱弁を振るった。

 リスクマネジメントについてもユーモアを交えて一刀両断。「目の前のドアが閉まってしまったら他のドアを探せばいい」。カウボーイハットと着物姿など奇抜な格好で「ヨシダソース」を販売する宣伝方法も人を引きつけた。笑い出すと試食してくれ、ソースの売り上げも上がった。「金もうけじゃなく、人もうけ」「商売は目立ってなんぼ」「出る杭を打たれてなんぼ」「人からクレイジーと思われたら認められ始めていること」。

 講演の間、何度も繰り返された言葉は「こんちくしょう、今に見とれ!」「こんちくしょう。ウオッチミー!」。ビジネスに挫折した時、苦難と直面した時、何度もこの言葉を繰り返しながらはい上がってきた。「日本は一度負けるとダメだが、アメリカは『敗者復活戦』で戦える国」「人生も商売もけんかだ!」と戦いを挑んできた。

 「死に物狂いで欲しいと願えば夢はかなう。99%のパッションはゼロに等しい。皆さんは100%の情熱を、あなたの夢に懸けていますか」と問いかけた。

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