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バンクーバーみこしの会「楽一」、カナダデーパレード参加へ-装飾資金集めも

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 カナダで日本の祭りの象徴としてみこしを紹介することを目的として活動を続けてきた「バンクーバー神輿の会『楽一』VANCOUVER RAKUICHI」が、7月1日(カナダ・デー)にダウンタウンで行われるパレードに初参加することになった。

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 2013年で設立10周年を迎える同団体。スティーブストンの「サーモンフェスティバル」や日系コミュニティーの夏祭り「パウエル祭」をはじめ、毎年いろいろなイベントに参加して、勇壮な掛け声と共に祭りを盛り上げてきた。

 「10年目の締めへ向けて何かやりたい、というメンバーの意気込みと、元気がなくなりがちな日系社会をなんとか盛り上げよう、という気持ちで参加を決めた」と広報担当の清野健二さん。「昨年パレードに参加した踊りのグループと一緒に盛り上がろうということになり、お互いに協力して参加する。まだまだおみこしの存在を知らない人たちにも、これを機会に知ってもらえたら」と話す。

 同団体が管理運営するみこしは、1985(昭和60)年に「日本交通文化協会」が寄贈した本格的なものだが、25年以上が経過して老朽化が目立つことから、新しいみこし造りを開始。バンクーバー在住の宮大工など多くの人たちの協力を得て、2年前に外観が完成したが、みこしの装飾部分を日本に注文する必要があるため、現在ファンドレイジングを行っている。

 清野さんは「昨年6月に行ったイベントで1万5,000ドルの寄付を集めることができたが、まだそれでも飾りの半分。来年またファンドレイジングを予定している」とバンクーバー生まれのみこし完成を目据えた今後の活動について説明し、「日本の伝統文化をカナダ社会に紹介するため頑張っている。おみこし、獅子舞、祭りばやしに興味がある人はぜひ一緒にやりましょう」と参加を呼び掛ける。

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