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「バンクーバー国際映画祭」開催迫る-日本からは「そして父になる」「船を編む」など

「バンクーバー国際映画祭2013」(9月26日~10月11日)では、世界75カ国から340以上の映画を上映する  写真提供:VIFF

「バンクーバー国際映画祭2013」(9月26日~10月11日)では、世界75カ国から340以上の映画を上映する  写真提供:VIFF

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 バンクーバー市内各所で9月26日から、「バンクーバー国際映画祭(Vancouver International Film Festival)2013」が開催され、世界75カ国から340以上の作品が出品される。今年で32回目。

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 毎年開催される同映画祭は、著名監督の作品やカナダ、アメリカの映画だけでなく、アジア各国やカンヌ出品の作品、ドキュメンタリー、新人監督によるショートフィルムなど幅広いジャンルからの作品を上映している人気イベントの一つ。昨年は14万人を越える入場者を集めた。今年のスローガンは「Same Planet, Different World(同じ星、異なる世界)」。

 今年は、オープニングフィルムとしてアレクサンダー・ペイン監督の新作「ネブラスカ」を上映。ドラゴン&タイガー賞授賞式ではカンヌで高評価を受けたジャ・ジャンクー監督の「ア・タッチ・オブ・シン」を、クロージングフィルムはロビン・ウィリアムスさん主演の「ザ・フェース・オブ・ラブ」を上映する。先日亡くなったカナダ人俳優のコリー・モンティスさん最後の作品となった「All the Wrong Reasons」もカナディアン・イメージ部門で予定する。

 日本作品では是枝裕和監督作品で福山雅治さん主演の「そして父になる」、1996年に公開された北野武監督作品「キッズ・リターン」の続編で清水浩監督作品、三浦貴大さん主演の「キッズ・リターン 再会の時」、同映画祭常連でもある石井裕也監督の最新作「船を編む」、アニメ「おおかみこどもの雨と雪」、ドキュメンタリー「フラッシュバックメモリーズ3D」、全身タイツ愛好家を描くコメディー「ゼンタイ」などの話題作が並ぶ。

 毎年注目を集めるアジア出身の新人監督に贈られる「ドラゴン&タイガー賞」には今年も日本から「はつ恋」(鶴岡慧子監督)と「山守りクリップ向上の辺り」(池田暁監督)の2監督が招待されている。

 今年初の試みとして、BC州のフィルムメーカーに贈られる「ベストBCフィルム賞」を新設し、ツイッターを利用する人気投票キャンペーンを展開する。根強い人気を見せるアジア映画ファンにはドラゴン&タイガー部門の映画を何度でも見られる「ドラゴン&タイガー・パス」(100カナダドル)を販売するなど、若者層の来場者数増加にも期待する。

 入場料は、一般=13カナダドル、学生・シニア=11カナダドル、5枚チケットパック=60カナダドル、フェスティバルパス=400カナダドル。上映作品の紹介と上映スケジュールは映画祭サイトに掲載する。10月11日まで。

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