2015年6月に開催予定の「FIFA女子ワールドカップ・カナダ2015」事務局が10月8日、ボランティアプログラムを発足し、2015年大会と2014年に行われるU-20大会を手伝う各種ボランティアの募集を始めた。

　ボランティアを募集するのはエドモントン、モントリオール、オタワなど試合開催が予定されている6都市（U-20はバンクーバーでの開催予定なし）。決勝戦ほか数試合が予定されているバンクーバーでもゲストサービス、チケットスタッフ、医療、アドミニストレーションなど幅広い分野で募集する。

　バンクーバー市のロバートソン市長は「FIFA女子ワールドカップでは2010年の冬季五輪で見せた市民の情熱が再び見られるだろう」とし、「われわれには経験豊かで熱心なボランティアたちという素晴らしい財産がある。再び彼らに集まってもらい、新しく参加するボランティアたちと共に2015年のサッカー大会を祝おう」と期待する。

　応募条件は2015年6月時点で16歳以上である、英語とフランス語の両方または片方を話す、期間中の宿泊施設と交通費を自費負担できる、犯罪経歴証明書の提出が可能、事前トレーニングに参加可能で最低5日間は働ける、など。

　事務局側は「ボランティアは観客ではないのでボランティア用の観戦席を与えられる事はないが、ボランティア・センターでの休憩中には設置されたモニターでの観戦が可能」とし、「一生の思い出になる経験と素晴らしい仲間との出会いが得られるだろう」と応募を呼び掛ける。

　ボランティア職種の詳細と応募方法はFIFAのホームページで確認できる。