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バンクーバーで「闇鍋的」スープ-50人が食材を持ち寄り調理、市民に振る舞う

50人が持ち寄る50の食材でスープを作る「The Chef Soup Experiment(実験スープ)」イベントが開かれた

50人が持ち寄る50の食材でスープを作る「The Chef Soup Experiment(実験スープ)」イベントが開かれた

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 バンクーバーのグランビルアイランドにある調理士専門学校「Pacific Institute of Culinary Arts」(1050 West 2nd Ave. Vancouver)で1月17日、50人が持ち寄る食材でスープを作るイベント「The Chef Soup Experiment」が開かれ、訪れた人たちが意外な組み合わせの「闇鍋的」おいしさのスープに舌鼓を打った。

完成した「実験スープ」

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 Dine Out Vancouver Festivalのキックオフ・イベントとして企画された同イベントは、市内のシェフやフードブロガーなど50人が一品ずつ食材を持ち寄りスープを作るというもの。Rob Feenieさん、David Hawksworthさん、Ned Bellさん、Chris Whittakerさんなどの地元有名シェフやフードブロガーらが参加し、ケール・シイタケ・牛タン・ひよこ豆・昆布・プロシュート・ココナツミルク・クスクスなどを持ち込んだ。

 集まった食材を同校エグゼクティブシェフのJulian BondさんとチーフインストラクターのDarren Clayさん、学生たちが7時30分から調理を開始。事前に何が集まるか全く知らされていなかったが、「アジア系の食材が多く集まっていたので、うまくまとまった味になるだろうと思った。野菜ベースのスープにして肉系は後から加え、全ての食材を残さず使う方法を考えた」(Bondさん)という。

 スープ完成後、12時30分からグランビルアイランドで無料試食会を開催。通行人やスープ目的に集まった人たち約500人に振る舞った。Bondさんは「チョリソ・ソーセージとケール、ココナツミルクや昆布が一緒に入っているスープなど以外に思うかもしれないが、まろやかでエスニックな味に仕上がった」と満足そうな笑顔を見せた。

 会場では恐る恐る口に運ぶ人の姿も見られたが、「日本のみそ汁を少しスパイシーにした感じでおいしかった」「いろいろ入っているが、春雨やシイタケが入っていて和風な感じ」「食材の一覧表を見てこんなに多くの物が入っているのかと驚いた」などの感想が聞かれ、多くの人が「おいしい」と完食していた。

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