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スティーブストンがW杯村に-きっかけはサッカー好きのカフェ店主

6月12日から始まるW杯ブラジル大会に向けて、連日「ワールドカップ・スティーブストン」の企画会議中。(左から2番目:Dominique Jarryさん。3番目:Davood Khatamiさん)

6月12日から始まるW杯ブラジル大会に向けて、連日「ワールドカップ・スティーブストン」の企画会議中。(左から2番目:Dominique Jarryさん。3番目:Davood Khatamiさん)

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 6月12日から始まる「2014FIFAワールドカップ・ブラジル大会」に向けて、リッチモンド市郊外の港町スティーブストンが盛り上がりを見せている。カフェ「Bean & Beyond」(#120- 12420 No.1 Rd., Richmond 、TEL 604-277-2687)のオーナーDavood Khatamiさんとチョコレート職人Dominique Jarryさんが中心となって企画した「ワールドカップ・スティーブストン」で、町内の参加32店舗が持ち回りで日替わりのイベントを開く。

「スティーブストン・ワールドカップ」開催中、各店舗を巡回する「FIFAワールドカップ優勝トロフィー」の実物大レプリカ

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 イラン出身だが、ドイツ代表チームの熱烈なファンというDavoodさんは前回のW杯開催時に、同町内で理容店を営むイギリス出身の店主と激しい応援合戦を繰り広げて話題になった。「自分が応援するチームの試合がある日だけ、個人で盛り上がるよりも多くの人を巻き込んで一大イベントにしたらもっと楽しめるはず」(Davoodさん)と思い立ち、スポーツ好きの友人をはじめ、付近のレストランや店舗オーナーに声を掛けると、次から次へと企画アイデアが持ち込まれた。

 大会開催期間中、DavoodさんとDominiqueさんが購入したFIFAワールドカップ・トロフィーのレプリカ(実物大・ガラスケース入り)を各店で順番に展示するほか、Dominiqueさん手作りの「チョコレート製W杯優勝トロフィー」も披露する。子どもたち向けにスタンプラリーのできる「パスポート」も準備し、幅広い年齢層が楽しめるよう工夫する。

 参加各店が応援する各国代表チームは、くじ引きで決められており、「中には『担当する国についてあまり聞いたことがなくて何をしたらいいか分からない』と話していたオーナーもいたが、これをきっかけにいろいろな国の料理や習慣などについて知るいい機会になるはず」と期待するDavoodさん。「国旗を掲げたり、民族衣装やその国のカラーの服を身に着けたり、応援する国やサッカーをテーマにした料理を提供したり、その国の音楽をBGMで流したり…来店客と一緒に盛り上がってほしい」とし、「『Japan Day』は6月24日。スティーブストンは日本に大変ゆかりのあるエリアなので、日本チームを応援するために、ダンスや歌などのパフォーマンスができる人がいたら大歓迎。サポートしてくれる企業も募集しているのでぜひ連絡を」とも。

 O’Hares GastropubでのソーセージBBQパーティー(6月12日18時~20時)を皮切りに32日間、32店舗が協力して盛り上げるイベントは、Steveston Parkでのコミュニティー・パーティー(7月12日・13日)まで続く。パーティーでの賜杯レプリカとの記念撮影は有料で、収益をリック・ハンセン基金に寄付する。イベント詳細はサイトで確認できる。

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