リッチモンドに新スタイルの公園が完成-地元小学生のアイデア満載

リッチモンド市に自然の素材を生かしたプレーグラウンドが完成し、家族連れでにぎわっている。写真提供:City of Richmond

リッチモンド市に自然の素材を生かしたプレーグラウンドが完成し、家族連れでにぎわっている。写真提供:City of Richmond

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 6月にオープンしたリッチモンド市の公園「Garden City Community Park」(6620 Garden City Road, Richmond)内のPlayground(プレーグラウンド、遊び場)「Garden City Play Environment」が夏休みに入り、連日にぎわいを見せている。同公園は6.9ヘクタールの敷地の中に人工池や沼地、40種類以上の樹木が植えられた遊歩道を備え、2005年に完成。以来、市民の憩いの場として話題を呼んできた。

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 100万カナダドルをかけて完成したPlaygroundオープン初日の式典には200人以上の家族連れが集まり、新スタイルの公園の誕生を祝った。

 同施設の設計段階では、地元の幼稚園と小学校の生徒75人がそれぞれの描くイメージをスケッチや粘土細工などで表現してアイデアを出し合うなど、子どもたちの声を積極的に取り入れ、バンクーバーの建築デザイン会社「Space2Place Design Inc.」(Suite 309-318 Homer Street, Vancouver、TEL 604-646-4110)が総合デザインを手がけた。

 プラスチックや金属素材の通常のプレーグラウンド施設と異なり、本物の木の切り株や石ころなど自然の材料を利用したり、水遊びのエリアや植物に触れるエリアを設けたりするなど、幼児から高学年の子どもまで幅広く楽しめるように工夫している。

 Malcolm Brodie市長は「地元の美しい自然を上手に生かした屋外施設を思い描いて完成した」と話し、「子どもたちが決まりきった遊び方にとらわれず、自由に自分の想像力を働かせて伸び伸びと体を動かせるスペース、市民同士の交流の場になれば」と期待を寄せる。

 幼稚園児を連れて友人と遊びに来ていた母親の1人は「切り株をジャングルジム代わりによじ登ったり、洞窟(どうくつ)に見立ててかくれんぼをしたりして子どもたちがとても楽しそうに遊んでいた。今度はお弁当でも持ってゆっくりと遊びに来たい」と話す。

City of RichmondSpace2Place Design Inc.

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