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バンクーバー国際映画祭でトラジカリー・ヒップのドキュメンタリー上映

会場に登壇したトラジカリー・ヒップのメンバー

会場に登壇したトラジカリー・ヒップのメンバー

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 カナダ出身バンド、トラジカリー・ヒップのドキュメンタリー作品「The Tragically Hip: No Dress Rehearsal」が9月29日、バンクーバー国際映画祭(VIFF)で上映され、マイク・ダウニー監督、バンドメンバーらが登壇した。

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 「ザ・ヒップ(The Hip)」と呼ばれカナダの国民的ロックグループとして長く親しまれていた同バンド。2017年にリードシンガーのゴード・ダウニーさんが脳腫瘍で亡くなったためバンド活動の終了を宣言している。

 ゴードさんの兄、マイクさんがメガホンを取った同作。映像はメンバーが出会ったオンタリオ州、キングストンでの高校生時代にさかのぼり、パブでのライブからカナダでのメジャーデビュー、米国や欧州への進出とその活動を当時の映像で追い、当時のことを振り返るメンバーへのインタビューも交えながら、カナダ出身バンドとしてのこだわりを持ち続けた曲作りへの姿勢や素顔を浮き彫りにする。

 上映後、メンバーのゴード・シンクレアさんは「バンドとしての活動は終了したが、この映画の完成が自分にとっての全ての終了になったと思う」と感慨深げに話し、ポール・ラングロワさんは「マイクが監督だったので信頼できたし、より自分たちさが出ている映像になったと思う」と感謝を表した。

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