バンクーバーでBC州空手チャンピオンシップ-400人強が熱戦

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 バンクーバー郊外のバーナビー市にある工科大学、BCIT(3700 Willingdon Ave. Burnaby)で5月9日・10日、「Karate BC Provincial Championship 2009」が開かれた。主催はKarate BCで、35回目の開催。

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 同大会は男女別にそれぞれ成人の部、ジュニアの部に別れ、「組み手」「型」、棒などの「武道具」の部で競われた。BC州全体で約4,500人いるKarate BC登録メンバーのうち各地区大会の上位入賞者400人強が参加、熱戦を繰り広げた。今大会の14歳以上の上位入賞者はさらに7月にアルバータ州、カルガリー市で行われるカナダ全国大会へ進む予定。

 KarateBCのエグゼクティブ・ディレクター、Robert Tussさんは「35年前は柔道しか知られていなかった日本の武道だが、現在は『Karate』として世界中に定着している。BCでも子どもの時に空手を始め、今は自分の子どもとともに道場に通っているメンバーがたくさんいる」と話す。

 女子8~9歳の部門で金メダル、組み手部門で銅メダルを獲得したAngiolina清雅(さやか) Wakelinさん(8)は「兄が習っていたので空手を2年前に始めた。練習に行くのは大好きで試合に出るのも好き。今はグリーン・ベルト(緑帯)だがブラック・ベルト(黒帯)が取れるようにずっと続けたい」と話す。

 前大会まで優勝者に送られていたトロフィーは、35周年を記念して「BC Sports Hall of Fame and Museum (BC州スポーツ殿堂)」に展示されることが決まった。Tuss さんは「空手のBC州での貢献が認められて大変うれしい。スポーツとしての楽しみだけではなく、精神的な自己鍛錬にもなる空手を子どもたちにもっと広めたい」と話す。

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