バンクーバーのキツラノビーチで9月19日、今年で16回目となる沿岸清掃活動「TD Great Canadian Shoreline Cleanup」のオープニングセレモニーが行われた。
セレモニーでは主催者らのスピーチによる清掃への呼びかけの後、カウントダウンが行われ、ゴミ袋を手にした参加者らが沿岸へ向かった。沿岸を区分し、参加者はそれぞれの担当ゾーンで回収したゴミをたばこ、ビニール袋などの種類別に細かく分類しながら清掃活動を行った。清掃活動には約300人が参加。友人と参加したChieさんは「思ったよりきれいだとは思ったが、よく見るとたばこや食べ物の袋などの小さなゴミがたくさんあった」と話す。
ごみの内容は、最も多いたばこに次いでファーストフードなどの食品の包装紙、プラスチック製の袋などで中にはベッドのマットレスやスキー板、折りたたみ式チェアーが回収されるなど、海のごみの80%が陸上で人間が出しているという。
カナダ各地で同時開催される沿岸清掃活動。バンクーバー、カルガリー、トロント、ハリファックス、モントリオールで一斉に行われる(モントリオールは20日から)。昨年は全国で6万3千人以上が参加し、約2,000キロメートルの沿岸を清掃、13万5千キロ以上のゴミを回収した。
清掃活動は27日まで。グレーターバンクーバーエリア各地の沿岸で行われ、サイトで場所や日時を確認できる。