カナダ代表団、ギリシャで聖火の引き継ぎへ-空軍特別機で出発

ギリシャから持ち帰る聖火を灯すカンテラ(写真提供:VANOC)

ギリシャから持ち帰る聖火を灯すカンテラ(写真提供:VANOC)

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 バンクーバーオリンピック組織委員会(VANOC)のJohn Furlong最高経営責任者をはじめとするカナダ代表団が10月28日、ギリシャに向けてバンクーバー国際空港(3211 Grant McConachie Way, Richmond)を出発した。

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 22日にギリシャ・オリンピア遺跡で採火されたバンクーバー冬季五輪の聖火は、29日18時(ヨーロッパ東部夏時間)にアテネのパナシナイコ競技場でVANOCに引き継がれる。

 今回、代表団と聖火の移動を任されたのは、カナダ空軍の特別チャーター機。輸送部隊に所属する機体CC-150ポラリス(エアバスA310)にトーチリレーのロゴが施されている。Anthony Ashfieldカナダ空軍大佐は「今回の任務は、『平和』『友好』『尊重』の3つを象徴するもの。重要なミッションにクルー全員が興奮している」と話す。

 Gary Lunnスポーツ担当国務大臣は、バンクーバーへの五輪招致のために尽力したVANOCのJack Poole会長の葬儀が前日に行われたことに触れ、「彼は常に人のことを考えて行動していた。彼が多くの人たちの心を動かしたように、ギリシャから持ち帰ってくる聖火はカナダ全土に感動を与えることだろう」と感慨深げに語った。

 106日間にわたるトーチリレーは、同月30日にブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア市から始まり、五輪史上最長の国内45,000キロ以上を約12,000人の走者がつないで、来年2月12日にバンクーバーに到着する。

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