安藤美姫選手、バンクーバーに到着-新調したスケート靴と衣装で本番へ

飛行機での長旅の疲れを残しながらも、笑顔で取材に応じる安藤美姫選手。(撮影:竹見脩吾)

飛行機での長旅の疲れを残しながらも、笑顔で取材に応じる安藤美姫選手。(撮影:竹見脩吾)

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 フィギュア女子日本代表の安藤美姫選手が2月14日夜遅く、バンクーバー国際空港に到着した。予定していた時刻よりも約3時間遅れての到着となったが、集まった日本メディア陣を前に、簡単な質疑応答と撮影に対応。バンクーバー五輪出場に向けての抱負などを語った。

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 当日、到着エリアには、日本人ファンだけでなく、積極的にアピールする熱烈なカナダ人ファンの姿も。遠くから遠慮がちに同選手を見つめる日本人ファンらを尻目に、搭乗客以外立ち入り禁止のはずのエリアまで入り込んでサインをねだったり、写真を撮ったりするなど、バンクーバーでの同選手の人気の高さがうかがえた。

 いよいよ現地入りしたことについては、「4年に一度のこの舞台にまた参加できるということがうれしいし、挑戦できることがありがたい」と今回の五輪出場への思いを語った。「開会式の様子はテレビで見ていた。誰が行進しているかなと思いながら、画面でいろいろな選手たちを探したりした」という。

 「新調したスケート靴2足の中から、ベストのものを選ぶために『靴慣らし』をしてきた。靴擦れとかはあるが大丈夫な範囲。音楽に合わせてジャンプを跳ぶという練習を何回もやってきた」と直前合宿の内容を振り返る同選手。今大会に向けて新しく衣装も作ってきた。「リンクに合わせて新しいものを。ショート用は色を変えたくらい。フリー用は『左右対称』というイメージ。色は内緒」という。

 肌の色が少しこんがりと日焼けしていることを記者たちから指摘されると、「寒かったので、練習場の近くの日焼けサロンに」と笑顔で話した。集まったファンからの「Autograph, please!(サイン下さい)」というリクエストには「Sorry, I’m tired.(ごめんなさい、疲れているの)」と流ちょうな英語でやりとりする場面も。

 1日オフを取った後、練習を再開する予定。女子ショートプログラムは2月23日、フリーは25日に行われる。

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