鈴木明子選手、「幸運を呼ぶピアス」をつけて現地入り-小塚選手も激励に

バンクーバー空港に到着した鈴木明子選手。耳元には四つ葉のクローバーをかたどったピアスで「幸運を願う」。

バンクーバー空港に到着した鈴木明子選手。耳元には四つ葉のクローバーをかたどったピアスで「幸運を願う」。

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 女子フィギュア日本代表の鈴木明子選手が2月19日、バンクーバー国際空港に到着した。男子フィギュア・フリーを終え、一夜明けた小塚崇彦選手もメディア陣に混じって出迎え、同選手を驚かせるなど、和やかな雰囲気の中で集まった記者たちの取材に応じた。

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 取材陣の中に小塚選手の姿を見つけた鈴木選手は、思わず「なんでここにいるの?」と満面の笑顔に。「4回転、おめでとう」と前日のジャンプの成功を祝福した。高橋大輔選手の銅メダル獲得については、「ちょうど最終グループのとき、国内線で移動中だったので、すごく気になっていた。着陸した瞬間に携帯電話でチェックして、メダル確定がわかった」と話し、「(高橋選手は)小さいときから一緒にやってきた仲間。けがもあったのにここまで復活してきたのがすごいと思うし、本当に尊敬している。(メダルを取れたのは)率直にうれしい」と健闘をたたえた。

 いよいよ現地入りした心境について、「体調もよく、けがもなく、無事にここに来れたことがうれしい。不安よりも、ドキドキワクワクという気持ちの方が大きい」と話し、「名古屋ではいい練習、充実した練習ができているので、あとはやってきたことを出すだけ。ジャンプの感覚としては良くなってきているので、自信を持って跳べば大丈夫だと思う」と本番に向けた意気込みを語る。

 常に笑顔で取材陣の質問に答える鈴木選手の耳元には、「五輪で幸運が舞い降りますように」という願いを込めて成田空港で自ら購入したという「四つ葉のクローバー」をかたどったピアスが光った。

 名古屋時代からの友人で、現在はバンクーバー在住の生駒信一郎さんも空港に駆けつけ、1年ぶりの再会を喜んだ。「あっこちゃんらしく、見ている皆さんに感動を与えられるスケートをしてほしい。オリンピックを楽しんで」とエールを送る。

 同日午後には、韓国代表のキム・ヨナ選手もトロントから到着し、一目見ようと集まった報道陣やファンで空港ターミナルは騒然となった。女子ショートプログラムは23日、フリーは25日に行われる。

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