男子カナダホッケー、延長戦を制し金メダル-喜びで街が揺れる

アイスホッケー男子決勝戦でカナダは金メダルを獲得し、街は歓喜に包まれた。撮影:竹見脩吾

アイスホッケー男子決勝戦でカナダは金メダルを獲得し、街は歓喜に包まれた。撮影:竹見脩吾

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 バンクーバーオリンピック最終日の2月28日、アイスホッケー男子決勝戦でカナダが延長戦の末アメリカを3対2で下し金メダルを獲得した瞬間、街は大歓声に包まれ、歓喜に沸いた。

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 ダウンタウンにあるロブソンストリートやスクリーンが設置されたライブ会場、スポーツバーなどでは、カナダチームを応援しようと顔にメープルリーフをペイントしたホッケーファンや、真っ赤なメープル柄のユニホームや国旗で身を包んだ人らが集結した。

 2対1でカナダがリードしていたが、試合終了間近、アメリカに追いつかれ一時同点になると、ダウンタウン周辺は一瞬先ほどまでの歓声が嘘のように静まり返ったが、その後サドンデス方式で試合が始まりクロスビー選手が決勝ゴールを決めると、観客らは悲鳴に近い歓声を上げ周りの人たちと抱き合い、ホーンや笛を鳴らしハイファイブで喜びを分かち合った。試合を観戦していたJimさんは「同点になった時は驚いて首が絞められたような重い気持ちになったが、さすがカナダ!カナダ人最高」とカナダチームの有終の美をたたえた。

 試合終了後、ダウンタウン周辺では、国歌「オー・カナダ」を歌い続ける人らや電柱に登って旗を振る人も現われた。深夜になっても街の人の興奮は冷めやらず、ロブソンストリートでは歩けなくなるほどの人が集まり、国技であるアイスホッケーで2大会ぶりの金メダル獲得と、冬季オリンピックで史上最多となる14個目の金メダル獲得を祝福した。

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