バンクーバー冬季オリンピックのスピードスケート会場となった「Richmond Olympic Oval」（6111 River Road, Richmond）で4月3日、一般公開スケートイベントが開催された。

　「五輪アンコール・スケート」として実施された同イベントは、1周400メートルのスピードスケート競技用リンクの状態で滑ることのできる最後のチャンスとあって、多くの家族連れでにぎわった。

　赤いミトンやマスコットをデザインした帽子、ロゴ入りジャケットなどの五輪グッズを身に着けた来場客も多く、会場に掲げられた五輪シンボルをバックに記念写真を撮るなど、思い思いにオリンピックの余韻を楽しんだ。

　同イベント終了後は大規模な改装工事に入り、スケートリンク、陸上競技用トラック、バスケットボールコート、ヨガスタジオなど市民が幅広く利用できる多目的スポーツ施設として生まれ変わる。工事期間中も既存のフィットネスセンターや会議室の利用は可能で、全設備が完成するのは7月末を予定している。

　スケートイベントは5日まで。開場時間は13時～17時。入場料＝2カナダドル（5歳以下は無料）。貸し靴＝3カナダドル、レンタルヘルメット＝2カナダドル。12歳以下の子どもはCSA（カナダ規格協会）認証のホッケー用ヘルメット着用義務がある（自転車用ヘルメットは不可）。