バンクーバーの写真愛好家たちが「五輪展」-一大イベント振り返る

リッチモンドで開かれた、地元の写真愛好家たちによる「五輪写真展」。それぞれのユニークな切り口を生かした作品が並んだ。

リッチモンドで開かれた、地元の写真愛好家たちによる「五輪写真展」。それぞれのユニークな切り口を生かした作品が並んだ。

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 旅行代理店JTB International Canadaバンクーバー支店(8899 Odlin Cres., Richmond)で4月3日・4日、バンクーバー近郊の写真愛好家たちによる「五輪写真展」が開かれた。ケイコアイフォトクラブとの共催。

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 会場には、同フォトクラブの会員が冬季五輪競技や会場周辺、関連イベントなどをテーマに撮影した作品の中から持ち寄った自信作計40点を展示。トーチリレーや開会式の様子、聖火台やオリンピックのイルミネーション、五輪競技をイメージしたダウンタウンのショーウインドー内のマネキンたちを収めたものなど、さまざまな工夫を凝らした力作が並んだ。

 写真展示と併せて行われたスライドショーでは、参加会員が写真とその撮影にまつわるエピソードを紹介しながら、使用したカメラや画像処理のテクニックなどについて意見交換を活発に行い、オリンピック期間中の思い出話にも花が咲いた。

 会員たちに撮影のコツなどをアドバイスしている写真家Keiko Ai(今泉慶子)さんは「地元でのオリンピック開催は、被写体としてそそられる素材満載だった。終わってしまったらもう二度と見られない光景も多く、希少価値性があったので、『今しか見られない』貴重な一瞬をそれぞれの目で切り取るいい機会に恵まれた」と話す。

 「孫たちの成長の様子を収めようと始めたカメラだったが、今ではすっかり写真の魅力にはまってしまった」と笑顔で話す木村京子さん。「オリンピック期間中の町の様子を撮影するためにいろんな場所に出かけていって、競技についてだけでなく別の角度からイベントを楽しむことができた。一回外に出ると200枚以上は撮影していた」と振り返る。

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