バンクーバーに紅茶専門店-サロン併設し、ダウンタウンのくつろぎの空間に

併設するサロンで楽しめるオーナーの「おすすめ」のアフタヌーンティー。「Petite Afternoon Tea」(25カナダドル)。

併設するサロンで楽しめるオーナーの「おすすめ」のアフタヌーンティー。「Petite Afternoon Tea」(25カナダドル)。

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 フランスの最高級紅茶専門店「THE O DOR(テオドー)」の北米販売代理店「The Urban Tea Merchant」は12月1日、バンクーバー・ダウンタウンに路面店2号店(1070 West Georgia St., Vancouver、TEL 604-692-0071)をオープンした。

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 出店場所は、ダウンタウンの中でも有名ブランド店などが集中するエリア。3,100平方フィートの広い店内は、ダークブラウンにピンクや淡いグリーンを合わせた落ち着いた雰囲気でまとめた。ベトナムから取り寄せたハンドメードのランプやインドネシア直輸入のアームチェアなど、世界中から集めたこだわりのインテリアで、高級感あふれるくつろぎの空間を演出する。

 1階部分では、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ルイボス茶、マテ茶、ハーブ茶など200種類以上の茶葉や茶関連グッズ、チョコレート、ジャムなどの販売を行うほか、「Tea Bar」横のカウンター席(5席)では好きなお茶を楽しむことができる。「ティー・アンバサダー」が、客の希望やメニューに合ったお茶選びを手助けする試飲コーナーも。2階部分にはテーブル席28席を設けた「Tea Salon」を併設し、ゆったりとしたBGMが流れる中で優雅に軽食やデザート、アフタヌーンティーなどを味わえる。

 同店オーナーはTom JamesさんとKarinna Jamesさん夫妻。「人が集まるコミュニケーションの場の中心にはお茶がある」「お茶を通して世界中のさまざまな文化を感じ取る」をコンセプトにビジネスを立ち上げ、2004年9月にウエスト・バンクーバーのショッピングセンターThe Village at Park Royal内に1号店(G3- 825 Main St., West Vancouver、TEL 604-926-3392)を出店した。

 こぢんまりとしたコミュニティー密着型店として人気を集める1号店に対し、2号店は、「近くに住んでいる人たちだけでなく、ダウンタウンで働くビジネスマンや世界中からバンクーバーを訪れる観光客にも利用してほしい」とKarinnaさん。「常に忙しい毎日を送っている人たちが立ち寄って、ほっと一息つける場所になれば」とも。

 店内で使用するインテリア類は、アンティーク調のデザインと機能性が人気のフランスの家具ブランド「Starbay」を起用。「1号店では十分なスペースが取れなかったためにできなかった試み」(Karinnaさん)として、気に入ったら同じアイテムを注文できるようにしたほか、高品質のフランス高級テーブルリネン「Le Jacquard Francais」も扱う。「お茶を販売したり飲んだりできるだけでなく、その空間を作り上げるすべてのものを取り扱う店舗を作りたかった」というKarinnaさんの夢が現実となった。

 Karinnaさんの「おすすめ」は、新メニューで「見た目にも美しく、味も最高」という「West Coast Afternoon Tea」(29カナダドル)のほか、来年のオリンピック開催にちなんで作られたスペシャルブレンド紅茶「Tribute」を使った「紅茶風味のクリーム・ブリュレ」(9カナダドル)、スモークチキンサラダ「Chicken Tian」(12カナダドル)、地元産のツナを使った和風サラダ「Dashi Soy Marinated BC Tuna」(22カナダドル)など。子ども用のメニューも初めて取り入れる。

 「最近のライフスタイルは常に時間に追われていることが多い。友人同士や親子でゆっくりとお茶を楽しむ時間を持ってほしい。あらゆる国のお茶を五感のすべてを使って楽しみながら、世界中を旅した気分を味わってもらえれば」と来店を呼びかけるKarinnaさん。「これからのクリスマスシーズンに、大切な方へのギフトをどうしようかと悩んでいる人にもおすすめのセットや限定商品がそろっている。日本人スタッフもいるので気軽に質問して」とも。

 「シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスと西海岸からまずは順番に進出していく予定」と今後のビジネス拡大にも意欲をみせる。

 営業時間は、月曜~金曜=7時~21時、土曜=9時~18時、日曜=12時~18時。

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