今年2回目を迎える「燃えろ!日本の運動会」が8月22日、ノースバンクーバーのMahon Park(15th Avenue× Forbes)で行われ、約200人のバンクーバー在住日本人がグランドを駆け回った。
午前9時からジャージーやスエットを着た大人や子どもが集まり、なじみあるラジオ体操の音色とともに準備体操がスタート。赤組と白組に分かれ、日本の運動会には欠かせない障害物競走、大縄跳び、パン食い競争、対抗リレー、棒引き、3人4脚、綱引き、アメ食い競争、玉入れ競技が次々に繰り広げられ、必死に走り回る大人や笑顔で声援を送る仲間たちであふれた。昼休みには、額に鉢巻きと本格的な衣装を身に着け、ソーラン節が披露され日本文化に浸った。
中心に置かれた長さ約2メートルの棒を一声に引き合う棒引きや逃げまとう鬼が背負ったかごを目掛けて投げる玉入れでは、グランドに煙が舞い散るほど真剣になる参加者の姿も見られた。今回初めて参加した恩田愛さんは「思ったより楽しかった。わたしを含め、若い世代が今後も盛り上げていかなければ」と話す。
同イベントは、バンクーバーの日本食レストランや日系企業の協力の下で開催。各競技で勝利した参加者には日本のソフトドリンクやお茶、お菓子などの賞品が贈られた。賞品はすべて協力店からの寄付によるもの。実行委員会の小川学さんは「協力店が日本人コミュニティーを盛り上げるために進んで品物を寄付してくれた。この運動会は、協賛してくれた企業の皆さんのおかげでできている」と協力企業やレストランへの感謝の気持ちを表した。
来年も同時期に開催予定。