バンクーバー、ダウンタウンのヘアサロンやフェイシャル、ネイル、指圧サービスを手がけるArk Underground（B12-806 Homer St., Vancouver）で10月15日、日系ファッションデザイナーらによる合同展示＆即売会が行われた。

　「日本人アーティストが活躍できる舞台を作りたい」と企画された美容、ファッション、音楽のコラボレーションイベント。主催は、今年の夏からバンクーバーで若者向けにイベントを展開するgura gura creative。「実際に見て体験し、（商品やサービスの）良さを分かってもらうためにプロモーションを企画した」。今回、入場料は無料で約100人を招待した。

　日本人DJによるヒップホップ・サウンドが響く会場には3人のファッションブランド「LADE」「Quaint」「Pukka」の作品が並んだほか、来場者のファッション撮影やArk Undergroundの無料指圧体験コースも用意した。今回場所を提供したArk UndergroundのNakagawa Takumiディレクターは「日本人で頑張っている人が（バンクーバーに）いると知ってもらうことは良いこと。（このイベントが今後の）きっかけづくりになるのでは」と話す。

　イベントに出展したQuaintの日本人デザイナー石橋幹人さんは、東京で服飾デザイン会社に勤務後、半年前に同ブランドを設立した。現在、オリジナルデザインのグラフィックTシャツをバンクーバーでオンライン販売している。「バンクーバーではTシャツの種類が少ない。日本製のTシャツを使い、質も意識している」とこだわりをみせる。