バンクーバー湾近海で、Carol Ships Parade of Lights(キャロル・シップス・パレード・オブ・ライツ)が今年も始まった。主催はCarol Ships Parade of Lights協会。去年は20万人以上を動員した。
47年前に一隻の船がクリスマスの装飾をして航行したのが始まりで、それ以来、年々参加する船の数が増加している。昨年は80隻以上の船が15万個以上の電球を使って色とりどりに飾られ、23日間のイベント期間中、4万5千人が乗船した。
期間中は、クルーズ船に乗って食事をしながら光のパレードを眺めたり、沿岸の公園などではたき火で暖を取りながら、クリスマス・キャロルの合唱やクラフト作り、ココアなどの温かい飲み物を楽しむなど、冬のこの時期ならではのゆっくりとした時を過ごせる。
同イベントでは、毎年CKNW孤児基金などのチャリティー団体向けに約1万ドルの寄付金を集めており、地域への貢献・還元をモットーに今年もボランティアのメンバーを中心にイベント開催の準備を進めてきた。
同協会の広報担当パット・ミラーさんは「冬のバンクーバー観光の目玉と言えるようになるまで成長したイベント。船上だけでなく沿岸からもたくさんの人に楽しんでもらえることは間違いない」と自信を見せ、「観光客の皆さんはもちろん、地元の人たちも一緒に地域の活性化のためにもぜひ遊びに来てほしい」と参加を呼びかける。
船が通過する時間帯は19時~22時ごろ。コースは日によって異なる(詳細はサイトを参照)。12月23日まで。