見る・遊ぶ

缶詰アート展「カンストラクション」開催-9年間で保存食100万個を寄付

缶詰アート「カンストラクション」の作品「バットマン」

缶詰アート「カンストラクション」の作品「バットマン」

  • 0

  •  

 バンクーバー、ダウンタウンのCanada Place(999 Canada Place St., Vancouver)に隣接するクルーズシップ・ターミナルで2月27日、缶詰アート展示会「カンストラクション」が始まり、巨大アート22体がズラリと会場に並んでいる。今年で9回目。

[広告]

 カンストラクションは、Vancouver Food Bank Society(地元の飢餓に苦しむ人に食糧を寄付する団体)への理解を深めるためのイベント。同会場には、約75社が参加する22チームの作品が並ぶ。各チーム1,600個~8,000個のツナ缶、トマトソースなど未開封の缶詰やシリアル、パスタなどの保存食のみを使い、バットマンやスポンジボブ、今年の干支(えと)であるウサギなど多様な作品を完成させた。

 イベント担当者のFareedah Rasoul Kimさんは「毎年参加してくれる会社もあり、接着剤などを使わずどのように組み立ているのか不思議に思えるようなクオリティーの高い作品が多くなってきている。見ていても楽しい」と笑顔をみせる。

 「このイベントでは、参加したチームが自ら購入した保存食品でデザインを考え、8時間以上かけて組み立てている。缶詰の中でもツナ缶が一番組み立てやすく、今回多くのチームが使っている。ツナ缶など肉や魚類が増えるのはフードバンクにもうれしいこと」(Fareedahさん)。

 イベント終了後、展示で使用した保存食品は全てフードバンクに寄付する。今年で同イベントを通して寄付した食糧は100万個を達成し、計画よりも1年早く目標を実現した。

 開催時間は10時~17時。入場無料。3月6日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース