スタンレーパークで「いきなり水鉄砲合戦」-500人がバンクーバーの夏を満喫

タンレーパークで行われた「水鉄砲合戦」で、ずぶ濡れになって楽しむ参加者たち

タンレーパークで行われた「水鉄砲合戦」で、ずぶ濡れになって楽しむ参加者たち

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 スタンレー・パーク内にあるLumberman’s Arch周辺で8月27日、フラッシュモブ・イベント「Water Fight(水鉄砲合戦)」が行われ、13時~16時の3時間にわたって約500人が入れ代わり立ち代わり訪れ、あちこちで大きな歓声と水しぶきが上がった。

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 フェイスブック上での呼び掛けに応じて集まった参加者たちは、子どもから大人まで年齢も国籍もさまざま。それぞれがビキニに長靴、水着にチュチュ姿、海賊やコマンド部隊などの仮装に身を包み、大小さまざまなサイズ、機能を備えた水鉄砲やバケツを手に「戦闘態勢」を整えて参加した。中には、自家製の水鉄砲を持参したベテラン参加者や、商売道具の小さなスプレー容器を手にした美容師の姿も。

 当初、7月16日に予定されていた同イベント。「あいにくの雨でキャンセルされたが、20人近くが会場に集まり、冷たい雨の中でさらにずぶぬれになって楽しんだ。晴れた日にもっと大勢で楽しみたいということで、日をあらためて仕切りなおした」と話すイベント企画者の1人、Matt Pearsonさん。「毎年開催するようになって5年以上になる。夏の終わりに全てを忘れて思い切り楽しめるイベントで、留学生たちも多く参加している。それぞれの国に帰って、自分たちでイベントを企画したらきっと楽しめると思う」と笑顔を見せた。

 モスクワやニューヨーク、ロンドンなどでも同様のイベントが行われ、中には単なる「水遊び」がエスカレートしてしまい、警察が出動、逮捕者が出たケースもあるため、事前の注意はフェイスブック上で念入りに行われた。

 「水風船はごみが出るので持ってこない。持ってきた場合は後片付けまで必ずして帰る」「各自が行動に責任を持つこと。危険なことやばかげた行動をしている人にはお互いに注意し合う」「水鉄砲を持っていない人には攻撃を仕掛けない」「このイベントの目的は楽しむこと。けんかを始めるためではない」「本物の武器に見えるものを持ってきて、警察のお世話にならないこと」「偶然通りかかって参加したくなる人のために、予備の水鉄砲もあれば持ってきて」など、細かなルールに従うよう呼び掛けた。「バンクーバーの人たちは、マナーを守って楽しむ方法を知っているはず」(Mattさん)。

 「最高に楽しかった。こんなに笑ったのは久しぶり」(Kevinさん)、「今回は家族で来たけど、来年は、理由は教えずに友だちも誘って一緒に来てびっくりさせたい」(Daynaさん)など、参加者たちは思う存分、見知らぬ者同士での水遊びを楽しんだ。

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