「バンクーバー国際映画祭2011(Vancouver International Film Festival)」が9月29日から開催される。今年は75カ国から375作品以上を上映予定で、日本映画も天願大介監督の「デンデラ」、石井裕也監督の「ハラがコレなんで」をはじめ15本以上が上映される。
30回目を迎える今年はオープニング・フィルムとしてスペインのPedro Alm?dovar 監督作品でアントニオ・バンデラスさん主演の「The Skin I Live In」を上映。アジアの新人監督に送られるドラゴン&タイガー賞授賞式では、昨年も「川の底からこんにちは」が上映され好評を得た石井裕也監督の新作で、仲里依紗さん主演の「ハラがコレなんで(英題「MITSUKO DELIVERS」)」が上映される。
日本作品は他にも天願大介監督作品の「デンデラ」、三池崇史監督作品で、市川海老蔵さん、瑛太さん出演の「一命」、是枝裕和監督作品で前田航基さん、前田旺志郎さんの兄弟コンビ主演の「奇跡」など、日本でも評価の高い作品が上映される。
WWFカナダ協賛のHeaven and Earthシリーズでは環境問題を題材に扱う映画を上映、Canadian Images部門では長編・短編を合わせて80以上のカナダ作品を、カンヌ映画祭出品作品からはCamera d’Or賞を受賞した「LAS ACACIAS 」(Pablo Giorgelli 監督作品)をはじめ、今年も多くの作品が上映される。
チケットはサイト、電話(TEL 604-685-8297)、Vancity Theatre の窓口で10日から発売。一般=12カナダドル(昼間の興行は10カナダドル)、シニア(65歳以上)=10カナダドル、学生パック(5枚つづり)=50カナダドル。一般10枚つづり(110カナダドル)なども販売する。上映スケジュールはサイトで確認できる。10月14日まで。