80日間空港住み込みリポーター、任務完了-バンクーバー空港でセレモニー

80日過ごしたバンクーバー空港をリムジンで出発するJaeger Mahさん

80日過ごしたバンクーバー空港をリムジンで出発するJaeger Mahさん

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 バンクーバー国際空港(3211 Grand McConachie Way, Richmond)の開港80周年企画「Live @YVR」として、8月17日から空港の様子を伝え続けてきたJaeger Mahさんが11月4日、80日間の「住み込みリポート」を無事終了し、住み慣れた同空港を後にした。

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 96人の応募者の中から、一般投票により断トツ1位の得票数でリポーターに選ばれたJaegerさんは滞在期間中、空港職員や搭乗客、周辺コミュニティーなどを毎日取材。「深夜のターミナル掃除」「預け入れ荷物の行方」「巨大水槽のメンテナンス」など、普段はあまり見ることのない空港の一面をジョークなども交えながら紹介する動画を制作し、80日間で約70本(1本当たり2分~4分)を配信した。

 同空港広報ディレクターのRebecca Catleyさんは「ソーシャルネットワークを利用した情報発信によって、世界中の多くの人たちにYVRの魅力を知ってもらうことができた」と企画の成果とJaegerさんの努力をたたえ、Jaegerさんは「(バンクーバー空港は)人も施設もネタの宝庫だったので、その点では困ることはなかった」と話し、最も大変だったのは「取材で聞いた話の中で出てくる空港用語をきちんと自分も理解できるようにしながら、見る人たちに分かりやすく編集すること」と振り返る。「どれだけ多くの人たちが、飛行機を安全に飛ばすために毎日休みなく真剣に働いているかを、身をもって体験できた。以前は飛行機に乗るのは怖かったり、セキュリティーチェックが面倒だったりしたが、今ではありがたいと思うようになった」とも。

 Rebeccaさんは「空港のDNAが彼の体に埋め込まれたはず。まだまだ伝え切れていない多くの情報があるということなので、月に1度ずつでも定期的に動画配信という形で空港の広報活動に貢献してもらえればうれしい」とラブコールを送る。「80day guy(80日の人)」として有名になったJaegerさんに対し、Facebook上では、今後について「世界中のいろいろな空港に80日ずつ滞在しては」「カナダを列車で横断しながら、途中の小さな町に滞在してリポートしてほしい」など、多くのアイデアが寄せられている。

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