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バンクーバーでファンドレージング「Dining Out For Life」-240店超が参加

バンクーバー近郊のレストラン240店以上が参加して3月29日、ファンドレージングイベント「Dining Out for Life」開催

バンクーバー近郊のレストラン240店以上が参加して3月29日、ファンドレージングイベント「Dining Out for Life」開催

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 バンクーバー近郊のレストラン240店以上で3月29日、エイズ患者・HIV感染者の生活支援のためのファンドレージングイベント「Dining Out for Life」が開かれる。

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 1991年に米・フィラデルフィアで始まり、現在では北米60都市で開催されている同イベント。バンクーバーでは18回目となる。当日、参加レストランで食事をすると、売り上げの25%がエイズ患者・HIV感染者に食事支給などのサポートを行うボランティア団体「A Loving Spoonful」「Friends For Life」の活動支援金として寄付される。

 これまでの17年間でバンクーバーでは計300万カナダドル以上を集めた。今年の目標額は20万カナダドル。参加店リストには、「Society」「Joe Fortes」「CinCin」「Coast」「Italian Kitchen」など、イタリアンからタイ、中華まで幅広いジャンルのレストランが名を連ねる。

 「Friends For Life」代表のSheena Sargeantさんは「BC州には現在約1万8000人のエイズ患者・HIV感染者がおり、中でもダウンタウンのイーストサイドの感染率は北米で最も多いという統計結果が出ている」と現状を説明。「ここ数年は経済状況の悪化から資金集めが困難になってきているが、参加レストランの数が年々増加しているおかげで何とかイベントが順調に成功を収めることができている」とも。

 「A Loving Spoonful」代表のLisa Martellaさんは「例えば、カップルで140ドル分の食事をすると、10人に食事を提供できる計算になる。29日は朝、昼、晩、3食ともぜひ外食してほしい。その日は一日中キッチンに立ってはいけない日にしましょう」と笑顔で呼び掛ける。

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