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バンクーバーの街中にピアノ登場-市民の憩いの場として早くも定着

バンクーバーの街中3カ所に7月初旬、ピアノが設置され市民に音楽を楽しむ憩いの場を提供している

バンクーバーの街中3カ所に7月初旬、ピアノが設置され市民に音楽を楽しむ憩いの場を提供している

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 バンクーバーの市内数カ所に7月初旬、数台のピアノが設置され、地域住民や道行く人が音楽を楽しむ即席の憩いの場となっている。市内の大学生で構成されるCityStudio(シティースタジオ)の企画。

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 ピアノが設置されたのはクリークサイドコミュニティーセンター前(1 Athletes Way, Vancouver )、Spyglass Dock(1800Spyglass Place, Vancouver )、ロブソンパーク(599 St. George St., Vancouver)の3カ所。  ピアノは全て寄付された中古のもので設置期間終了後は希望の地域団体に再寄付する。夜間はボランティアによってカバーがかけられ、降雨の際には気付いた人がカバーをかける仕組み。

 ピアノを毎日のように弾きにくるという市内在住のChristpherさんは「1週間前くらいに突然ピアノを見つけてとてもうれしかった。外で弾くのはすごく気持ちが良いしいろいろな人と交流できるのも良い」と笑顔で話し、独学で学んだYann Tiersenさんの曲や自作の曲などの演奏を楽しんでいた。周囲にはピアノの音色に足を止める散歩途中の人や順番を待つ子どもたちの姿が絶えず見られた。

 「シティスタジオ」はバンクーバー市のGreenest City 2020の一環として始まった大学生による環境改善プログラム。UBC、SFU、エミリー・カーなど市内6大学の学生が共同でさまざまな地域プロジェクトに企画から加わり単位が認定されるもの。これまでにも自転車修理ステーション、コミュニティーガーデンなどを企画し高い評価を得ている。

 ピアノは8月24日まで設置する。

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