バンクーバーのPNE（777 Pacific Blvd South, Vancouver）で走者が色粉に染まる「カラー・ラン」が開催され、子どもから大人まで約8000人がバンクーバー初のカラフルな5キロ走を楽しんだ。

色にまみれてゴールするランナーたち

　「地球で最もハッピーな5キロ走」をキャッチフレーズにアメリカで2010年に始まった同イベント。年々参加地域を増やし、今年はカナダ、イギリス、オーストラリア、メキシコなど100カ所以上で100万人が参加して行われている。

　バンクーバー初の開催に登録したのは約8000人。参加に年齢制限はなく、ルールは「白いシャツを着ること」と「カラフルになってゴールすること」の2点のみ。走者は途中1キロごとに設けられた通過地点でそれぞれ「ピンク」「ブルー」「黄色」「オレンジ」の色粉を振りかけられるという趣向。粉はコーンスターチがベースの物なので口に入っても安全だが、参加者の中にはゴーグルやサングラス、マスク着用者の姿も見られた。

　競争目的ではないので走行タイムの計測はないが、イベント開始10分後には早くも最初のランナーがゴールイン。その後次々と頭からつま先まで文字通り「色とりどり」になった走者が笑顔でゴールし、家族や友人たちから喝采とさらなる色粉のシャワーを浴びた。

　イベント自体はチャリティー目的ではないが収益の一部は開催地ごとで選んだチャリティー団体に寄付もされており、バンクーバーではKids Sportsに寄付される。