リッチモンドに本社を置くカナダの大手ドラッグストアチェーン「London Drugs」は3月31日、「Earth Month(アースマンス、地球月間)」となる4月中のリサイクル目標を、昨年の同じ時期の2倍とすることを発表した。
北米の各家庭では、「Spring Cleaning」として大掃除をする時期でもある4月。古い電化製品や切れた電球、使い終わった電池、携帯電話など、リサイクル可能なものを各店舗に持参するよう呼び掛けている。
「昨年の4月には、電化製品や発泡スチロール、段ボールなど5万2000キログラム以上をリサイクルしたが、今年はその2倍を目指したい」とする小売り事業・サステイナビリティー責任者のMaury McCauslandさん。「電池や電化製品のパッケージなど、日頃から心掛けてもらえれば、どんな小さなものでも積み重ねると大きな成果が期待できる」と目標を高く掲げる。
同店でリサイクルを受け付けているのは、段ボール、紙製品、プラスチック、(London Drugsで購入した製品の)梱包(こんぽう)用発泡スチロールや小型冷蔵庫・エアコン、インクカートリッジ、浄水フィルター、(インスリンなどの)シリンジ、ペットボトル(1日24本まで)、コンピューター、TVモニター、バッテリー(5キロ以下)、携帯電話、電球(18個以下)、煙・一酸化炭素探知機など。
4月11日~30日に来店してリサイクルに協力すると、「省エネ電化製品パック」としてSamsung社の46型LED Energy Starテレビとマイクロソフト社のSurface 2タブレット32GBがセットで当たるキャンペーンも行う。
2008年から開始したプログラム「What’s the Green Deal?」を通して、同社がリサイクルしたものの総重量は、9万キログラム以上の発泡スチロールをはじめ、100万キログラム以上の電化製品など、合計で約2000万キログラムに上る。