スティーブストンで中医学講習会-テーマは「かっさ」

前回の「薬膳料理教室」の様子

前回の「薬膳料理教室」の様子

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 スティーブストン日加文化センター(4111 Moncton Street, Richmond)で2月3日、第2回中医学講習会が開かれる。

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 昨年4月にスティーブストン日本語学校の主催で開かれた「薬膳料理教室」の第2弾。今回も同校元教師で、現在はリッチモンド市内で中医学クリニック「Sea Island Wellness Clinic」(#6240-4000 No.3 Road, Richmond、TEL 604-220-8027)を営む中元優子さんが講師を務める。

 前回の講習会では、25人の定員を超える参加者が集まった。中元さんは「健康や食事に対する意識が高く、中医学に興味を持っている皆さんが来場してくださり、予想以上に多くの質問が出た」と振り返る。参加者のアンケート結果で「同様の健康講座があればまた参加したい」という人が多かったことから、再度開催することが決定した。

 中元さんが経営するクリニックには、「肩凝り、腰痛、頭痛、めまい、不妊治療、更年期障害、うつ病、自閉症、逆子治療など、ありとあらゆる症状の人が来院する」といい、「はり治療や漢方薬の処方、マッサージなどの施術を行う」と話す。普段から「中医学を通して自分は何ができるのだろう」「健康に生きるとは何だろう」と考えているという中元さんが選んだ今回のテーマは「かっさを使って健康にきれいになりましょう」。

 かっさ(Guasha)は中国で古くから行われている伝統民間療法で、水牛の角でできた「かっさ板(プレート)」と呼ばれるヘラ状の道具を使って、皮膚をマッサージすることにより経路の詰まりを取り、老廃物を排出させることで疾病予防や健康維持を図るもの。「日々の生活の中では、楽しいことばかりではなく心も体もストレスを感じている人が多い」とし、「マッサージやスパ、はり治療などに通い続けなくても自宅で『かっさ』を使って健康を維持できる上に、艶がありむくみのない顔になれたら、気分もよくなって楽しい毎日が送れるようになる」と受講を勧める。

 講習会の開催時間は19時~21時。定員25人。受講費は12カナダドル。申し込みは1月28日まで。電話(TEL 604-274-4374)またはメールで受け付ける。

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