バンクーバー・ホワイトキャップスは5月7日、地元BCプレースでポートランド・ティンバースに2-1で勝利。工藤選手も同チーム入団後初ゴールを決め勝利に貢献した。
工藤選手を1トップに据えテチェラ、メツキーダ、ボラノス各選手を配した布陣でスタートしたホワイトキャップス。前半から好調なパスをつなげ積極的に攻めるも34分に1失点。攻め続けた後半60分過ぎ、テチェラ選手の出したパスを相手選手が取り落としたところ工藤選手が左から決め同点に持ち込んだ。その後66分に今シーズン好調なボラノス選手がシーズン3得点目となる勝ち越し点を決め2-1で勝利した。
工藤選手は試合を振り返り、「ずっと待ち望んでいた初ゴールを決めることができ、喜びと同時に、ようやく肩の荷が下りたような気持ち。試合前日が誕生日ということで気合も入っていたので、自らのゴールで祝うことができて嬉しい。また、時差の関係で母の日だった日本の両親へも良いニュースが届けることができて本当に良かった。ここからゴールを量産し、もっとチームを盛り上げ、首位の座を奪えるよう頑張りたい!これからも応援を」と今後の意気込みも話した。
ロビンソン監督は、シュート数26と果敢に攻めた試合を「シュート数の割には得点が低いが」と笑いながらも「集中して激しく戦ったグッドパフォーマンスの良い試合」と試合後の取材で満足気に振り返った。初得点の工藤選手に関しては「前日が誕生日だったので、おめでとうとメッセージを送ったら明日の試合では得点すると約束してくれていた」と喜びを見せた。
同チームの次の試合は11日、BCプレースでのシカゴ・ファイアー戦。19時の試合開始。